薬仙寺
(後醍醐天皇御薬水)

兵庫県神戸市兵庫区今出在家町4-1-14
兵庫県の太平記史跡1 
 
JR兵庫駅から南東方向、阪神高速を超え、489号を東へ走ります。

松原通交差点のもう一つ東の清盛塚のある交差点を南へ行くと薬仙寺がありました。

 
薬仙寺は天平18年(746)、行基が開いたと伝えられる寺院です。

元弘3年(1333)、後醍醐天皇が配流先の隠岐を脱出し、京に還幸の途中、兵庫で病床に伏し、ここから北にある福巌寺に身を寄せていました。

   
当時の住職が、ここの霊水を薬水として献上し、服用したところ、たちまちのうちにご快癒されました。

薬水を献上したことから、薬仙寺の名を賜ったと云われています。

『兵庫区役所まちづくり-楠木正成と南北朝の争乱-より』

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