寛永十三年(1636)、伊勢神戸城主・一柳直盛は、郷国西条へ転封になったが、赴任の途次大阪で病死したため、長男・直重が後を継ぎ西条に赴任し、西条陣屋を築城し城下町を開きました。
直重の後を継いだ直興は、寛文五年(1665)に改易となり、一柳氏の治政は三十年間で終わるのです。
そのあと、寛文十年紀州から徳川頼宣の次男・松平頼純が就封され、その後十代二百年間、松平頼英が明治二年版籍を奉還するまで、西条は城下町として繁栄します。
現在陣屋跡は、西条高等学校となっているが、校門となっている大手門、門脇の堤、前濠の石崖、お矢来、濠などに昔の面影が偲ばれます。
『現地案内を参照』
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