香山城
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兵庫県たつの市新宮町香山
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龍野バイパス「福田ランプ」から179号線を北上します。 龍野市を越えて揖保川沿いをそのまま走り、新宮町の香島橋西詰交差点を西へ曲がると、すぐ北西側の山麓に香山城(こうやま)があります。
赤松系列の香山氏が築城したとされていますが、赤松一族が持つ城として、近くには南の鶏籠山城(けいろうざん)・城山城(きのやま)、北の山崎城・長水城がありますが、いづれも中世山城で山頂に城郭を持っています。 不思議なのは、この香山城は山麓に城郭を築いているのです。
静かな空気につつまれた香山城、ただ城跡だけがその時代の真実を知っている、そんな雰囲気のするお城です。
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竹藪を入っていくと、中は多数の郭群を複雑に配置され、随所に石塁と堀があります。
郭群には、城門、井戸、犬走り、泉池などの諸施設があり、備前焼きの碗や茶臼なども見つかっています。
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香山城は香山村西方の山麓(通称:備後屋敷)に位置する香山氏の居城です。
香山氏は系図によりますと鎌倉時代からの香山荘地頭職の家柄で、建武年間頃(1334-1338)に秀清が香山城を築城したと伝えられて嘉吉の乱(1441)で城は一度落城します。
その後、文明三年(1471)に秀氏が城を再開しますが、秀吉が宇野氏(山崎・長水城)を攻めたときに城主秀明は宇野氏に属し、香山城は秀吉軍の黒田官兵衛に攻められ、天正八年(1580)4月27日に落城しました。
なお、司馬遼太郎の「播磨灘物語」には官兵衛の父(職隆)が攻め落とした城として香山城が登場します。
香山城の遺構は大歳神社を挟んで、北部(南北170m・東西250m)、南部(南北220m・東西120m)に分けられており、いずれも外郭を石塁が取り巻き、縦横に石塁と堀が走り、その中を雛壇造成して多数の郭群を複雑に配置しています。
郭群には城門・井戸・犬走り・泉池等の諸施設があり、備前焼の壺や茶臼等も見つかり、香山城は近隣には例のない総石垣で築かれた特異な縄張りをもつ大規模な中世の山城といえます。
『現地案内を参照』
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「大歳神社」
時代を感じる神社です。 静かな風と木々の揺れ、竹同士の打ち合う音、空間を古き時代へと導くようです。 |
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「香山城縄張図」
香山城の遺構は、大歳神社を挟んで、北郭(南北170m・東西250m)、南郭(南北220m・東西120m)に分かれています。
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すぐ南にある「吉島古墳(よしま)」への入口。
山の中腹あたりにあるらしく、重要文化財になっています。
城山城で力を使い果たし、足がもつれてしまいました。
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