野間山城
兵庫県多可郡多可町八千代区中野間

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  加西市で県道79・24号線を走り、八千代町に入ります。 仕出原交差点を西へ、途中にある光竜寺山城の登山口を超えて行くと「八千代町観光案内図」を発見します。 野間山城(のま)への登山口は、そこにある橋の横手にありました。 地図で前調査をしておかないと、意外にわかりにくい場所です。

野間城は、標高330mの通称「城山」の山頂にあり、登山路はここの他に、手前の集落奥からの「伝大手道」があります。
とにかくこの辺りは、加古川の支流である野間川をはじめ、周辺の山々がとてもきれいなところです。

 
  登山道は、丸太の階段とロープで良く整備されていました。 この日は小雪が舞う中を、急な勾配を汗かきながら登りました。
標識は「後何m」とあるだけですが、自然を十分楽しみながら探索できる城跡です。 

山頂手前には「堀切」が見られます。 山城では、ここまで登ると体力が回復してきますね。

写真は「本丸」の跡です。 さすがに真冬で、木が寒そうです。
 

 
この山城は野間城の「詰の城」であり、最初の南北朝時代に築かれ、その後、在田氏が野間に本拠地を移してから改修されて今の形になっています。

山城は鶴が翼を広げた姿に似ているので「鶴琳城」とも呼ばれて、山上に建物はなく非常時に立て篭る城で一部に石垣が残っています。

『現地案内を参照』

 

  
  山頂には、平らになった小規模な五段の連立式曲輪があります。 城跡は、自然にあった石を利用した様子です。
 
  ここからの見晴らしは最高です。 これが山城探索のいいところですね。 500年前の当時も、この景色を楽しんでいたのでしょうか。
 

城跡探索