高松自動車「善通寺IC」から18号線を西へ、そのまま自動車道の下の217号線を西へ走ります。 中村町の交差点で南の212号線へ曲がると、街の東側には仲村城(なかむら)がありました。 2009年5月、緑きれいな季節は讃岐。 昔の物語、遠くからでも、近くても聞こえそうだね。
香川氏の祖・鎌倉権五郎景政を祀る景政神社がある。 南から来た、街中の細い道、お城を見ながら通り過ぎてしまう。 道路の西に公民館、そこから歩いた方がいいよ。 街中の木のもっこり、まさにお城なんだよね。
仲村城は、元暦(平安後期)、源氏に属していた行司貞房の居城であったと「讃州府誌」に記されています。 鎌倉時代になると、この郡司の館は濠を深く、土堤を高くして、二町四方の平城に整備されました。 昔はこの付近の中心的な存在でしたが、戦国時代に甲山城が構築されると廃城となるのです。 現在でも土塁・濠の一部が残っています。 『現地案内を参照』
近づく、案内があるよ。 土塁が残り、中には五輪塔が並ぶ。 屋島の合戦、源氏に味方した者の名を書いた中に、仲村城主の名前があるらしい。 振り返ると堀、街中の一画、ここだけは源平の物語、聞こえてきそうだよ。