この堂には、大内義興を祭っており、香西氏が周防山口県の大名・大内氏と交わり、瀬戸内海の警備と朝鮮や明国との交易によって、大いに勢力をふるった時代を物語るものです。
香西氏は、細川政元が亡くなった後、大内義興と手を結んで大いに勢力を伸ばしました。
永正17年(1520)秋、大内義興が上洛の途中に堺で暗殺されたので、ありし日の大内義興の恩義に報いるために霊像を作り、藤尾八幡宮の向かい山に堂を造って安置します。
このお堂が大内堂で、戦国の世の美しい話であるとともに歴史を語る史跡であります。
『現地案内を参照』
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