建武三年(1336)、足利尊氏に従って京都東寺で戦死した益子下野守顕助の子・弥次郎秀助が、阿波屋形細川頼春に従って四国に渡り、父の功績により讃岐国香川郡井原荘を賜り、姓は由佐と改め、由佐に屋敷を構えたのが由佐城の始まりです。
城は、東は香東川、南に沼地の多い自然を巧みに利用した要塞で、天正十一年(1583)長曾我部元親軍が攻め入りますが容易に落城せず、和議を申し出たほどでした。
その後、由佐家の居宅とした屋敷内には、内掘、土塁跡を見ることができました。
香南町歴史民俗郷土館は、その由佐城跡に建築されたものであり、庭園内には、土塁跡が現在も残されています。
『現地案内を参照』
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