近鉄田原本線「箸尾駅」から南へ、広陵町役場南側の道を東へ歩きます。 葛城川を渡れば、集落の中には百済環濠(くだら)が見えてます。 2009年4月、春。 奈良を歩く、聖徳太子ゆかりの環濠なんだね。
古寺環濠から葛城川を東へ渡る、土手を降りて学校の側を通るとお寺に着くよ。 近くで見ると、梁の部分に目が映ってしまうね、さすがだよ。 近くの川の名前にも感動、西から高田川、葛城川、曽我川、飛鳥川、大和川、もう覚えたかな。
「日本書記」欽明天皇11年(639)、「是の月百済川の側に九重塔を建つ」とあり、聖徳太子が平群郡熊凝に建てた熊凝精舎をこの地に移し、百済大寺と名づけたと云われています。 その後、火災にあうが皇極天皇の時に再建し、天武天皇の時に至って伽藍を高市郡に移し、大官大寺と称したと伝えられていますが明確ではありません。 現存している三重塔は、鎌倉中期の建築と考えられ、本堂は大職冠と呼ばれ、方三間単層、入母屋造りで、内陣に本尊毘沙門天像がまつられています。 『現地案内を参照』