篠向城
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岡山県久世町三崎、落合町
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米子自動車道、「久世IC]で降ります。 国道181号線を西へ、500mほどで「目木大橋」手前の目木大庭線(330号線)を南へ入り、JR姫新線と交わる手前の集落に登山口があります。
この東側の標高419m(比高250m)山頂には篠向城(ささぶき)があります。
2004年4月、春の岡山探索は美作からです。 小鳥も草木も「とうとう春が来てしまったよ」と教えてくれました。
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本丸南斜面の石垣です。
今にも崩れてきそうな石、静かに静かに歩きます。 |
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篠向城は、岡山県三大河川の一つである旭川と、その支流の目木川との合流点を西方に望む、篠向山山頂に立地しています。
古来、この地は北に出雲街道が、南に備前からの街道が通り、交通の要衝として戦略上の重要地域となっていました。
このため、この地に進出を図る出雲の尼子氏や備後の毛利氏などの戦国大名や三浦氏を中心とした在地の勢力が紛争戦をくり拡げていたのです。
この篠向城は、これらの紛争の最前線として、中心的な役割を果した山城の一つとして歴史に名を留めています。
主要な三つの郭を中心にそれを取り巻くように配置された中小の郭群や防御施設として竪堀、連続竪掘や土塁などが認められています。
『現地案内を参照』
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「登山口」
篠向城の西側(落合町側)の集落を通り抜けて、この登山口まで来ます。
この場所は自力で見つけるのは無理だから、必ず地元の方に聞いてね。
小さめの普通車ぐらいなら登れそうだけど、前から来たら大変だから、歩いて登ることにした。 でも最後まで、一人だったよ。 |
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40分ほど歩いたかな、小鳥は季節が変っていくのを教えてくれてるよ。 春なのに汗まみれだよ。
途中には三の丸があり、この案内板が見えた時にはクタクタ。
左が二の丸、右へは山頂の本丸へと続いています。
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「二の丸から見た山頂」
ここにはテレビ塔があって周囲は急な勾配、落ちたら危ないので風景のみ楽しみました。
この篠向城の山は、山頂が一段盛り上がっているから、遠くからもでもすぐに分かるよ。 |
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「連続竪堀」
本丸の南側には5、6本の竪堀、右にも左にもあるからね、
前から思っていたけど、竪堀ってどうやって使うのだろう。 石ころを転がしたり、木の葉を敷いて油を塗り滑らせたりするのかな。
意外と「ダンボールで草すべり」をしていただけかも。 |
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「一の郭」
本丸は二段になってる、その境目あたりに少しだけ石積みがあったよ。
ここは上側の段で、草も夏色に向かっている。
また真夏がやって来るよ、「蜂やヘビ」から逃げる方法も考えておかないとね。 |
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「井戸かな」
本丸の東北の隅に、穴らしき所があるよ。 たぶん井戸跡と思うけど。 もう一つ南隅にも大きな穴があった。
当時は何だったのかな、考えてみると面白いよね。 暑いと言いながら同じ鳥の声を聞いた城主達も、500年後に見られているとは、さすがに考えなかっただろうね。 |
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「瓦」
本丸には瓦が落ちてるよ、 これも当時の館の物だろうか。
今の家も瓦を使っているので、当時の物と判定するのはどうしたらいいのかな。 むずかしいよね。 |
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「むこうの山」
宮山城かな、山城は山頂が平らになってるね。 あちらから篠向城を見たら、どう見えるかな。
城跡探索を始めて二回目の暑さがやって来るよ。
桜が舞ってる春なのに、小鳥や草木はもう夏の準備を始めているんだよ。
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