富田松山城
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岡山県備前市東片上
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国道2号線「大東交差点」を南斜めに入りるとJR備前片上駅があります。 駅から800mほど南西に見える山が富田松山です。
備前市の片上港東岸にそびえ立つ標高203mの山頂には、播州と備前東部を領していた浦上氏の富田松山城(とだまつやま)があります。
2003年4月、山と海、一族内紛と下剋上、絶えることのない争いを瀬戸の凪だけが癒してくれる、そんな城跡なのです。
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山頂部は縦200m、横150mで、広い本丸、西には二の丸、東に三の丸が配置されてます。
本丸を中心に五段の半同円状で多くの郭を持った輪郭式山城です。
五月の季節、鯉が沢山泳いでいました。 |
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富田松山城は、東片上、南岸、海抜209mの頂にあって、残礎等ほぼ旧態を追想するに足ります。
また、眺望よく戦国時代に相応しい山城でありました。
播州と備前東南部を扼(やく)する浦上氏は、本城を三石に置く関係から備中の雄、松田氏に対して西方面を固める城砦として築いたものと思われます。
文明、若くはそれ以前から、天正年間に至るまで約百年の間、代々浦上氏の居城です。
城主の内、浦上近江守國秀から「片上年寄中」宛の書状二通が現存しています。
『現地案内を参照』
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中に入ろうと思ったのですが、ヘビ君が見つめていたので反対の搦め手の方から本丸を目指しました。
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「片上港」
この風景は最高です。
登山口から虫(蜂ではない)に付かれて、逃げるようにかけ足で登りました。 ここまで来ると、さすがの虫もついてこれまいと思ったのですが、後ろを見るとまだいました。
疲れも虫も忘れてしまうほどすばらしい風景です。 |
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「登山口」
この季節には「城山まつり」が行われています。 朝早くから来たので実際にはどんな事をされているのかわかりませんでしたが。
登山口に「お待ちしていました。 気をつけて登りください」浦上国秀 とありました。
そんな配慮がうれしくなり、気をつけながらダッシュで登りました。
自然や風景を楽しみ、生き物と出会い、そして歴史を思うことは大切なことです。 そんな「お城まつり」を運営している地元の方々に感謝いたします。 |
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「片上湾から見た富田松山」
静かな凪に包まれて、遠い昔の争いを癒しています。
駆け登った疲れも、この風景で癒し、そっと目を閉じて、この地をあとにしました。 |
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「閑谷学校(しずたに)」
寛文六年(1666)、備前藩主池田光政が静寂な山合いに建てました。
屋根瓦に備前焼を用いています。 周囲には中国の唐様を取り入れた石積みがめぐらされています。
特別史跡・国宝・重要文化財が沢山あり、ここは素晴らしいので是非訪れてください。
富田松山城から東へ3km、北へ3kmぐらいの山中にあります。 感動そのものです。 |
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