阿尾城
富山県氷見市阿尾

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  能越自動車道「氷上北IC」から東の160号線を北へ走ります。 「阿尾交差点」から18号線を南東へ、海岸に突き出た半島には阿尾城(あお)がありました。

2009年10月の富山、海岸沿いを走ると最高だよ。

 
  丘陵の東端部が楕円形の本丸。

中央部の最高所白峰社の西側の平坦地が二ノ丸、三ノ丸跡らしいよ。
 

 
阿尾城跡は、富山湾に面した標高20〜40mの独立丘陵上に立地し、その独特の景観とともに市民に親しまれている史跡です。

発掘調査では、伝二ノ丸、伝三の丸から中世の土器・陶磁器類が多数出土しました。 また伝本丸には櫓があったと伝えられ、ここで海上交通を監視していたと思われます。

築城の時期は不明ですが、出土遺物からは15世紀後半頃に城としての利用が始まったと推定できます。

天正・文禄年間(1573-1596)頃には菊池右衛門入道・十六郎父子が居城していました。 菊池氏は信長配下の佐々成政に従っていましたが、成政と前田利家が対立すると前田方へと寝返り、一万石を安堵されました。

しかし慶長初め(1597頃)には廃城となり、菊池氏の子孫は加賀藩士となりました。

『現地案内を参照』

 

  
  海に突出した独立丘陵上に築かれています。

北・東・南の三方は海で囲まれた断崖絶壁。

海に面した断崖に築かれたお城は富山県は例がないらしいよ。