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新府城

山梨県韮崎市中田町中條

JR中央本線「新府駅」、西へ進むと１７号線沿いには新府城（しんぷ）がありました。

２００８年１１月、はじめての山梨。　でも今回最後のお城、勝頼のお城だよ。

信濃から甲斐への探索も最後、ここは武田氏最後のお城だよ。

信虎、信玄、勝頼と続いた武田氏。

天下に名を知らしめた甲斐の武田、落ちていく速さは、今の時代も変わらないよね。

天正三年(1575)、武田勝頼は三河長篠で織田・徳川連合軍に敗れます。

勝頼は、甲斐国内で敵を迎え撃つ備えとして築いたのが新府城です。

しかし翌年、織田・徳川の大軍が甲斐に進撃、勝頼は木曽義昌や穴山信君らに裏切られ、自ら城に火をかけ小山田信茂の岩殿山城を目指して落ちました。

たのみの信茂にも裏切られ、天目山麓で自害するのです。

『参考文献を参照』

「武田勝頼公霊社」

勝頼が中央、右と左には重臣の碑柱が並ぶ。

武田勝頼、不運な将と思う。

もし信長がいなければ。

ここにも歴史のもしが似合う物語、その終止符は静かすぎる風景に変わっているんだよ。