宇治十帖(四) 早蕨(さわらび)
京都府宇治市宇治山田 宇治神社境内
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京都府の源氏物語
年改まり、宇治の山荘にも春が来ました。
今年も山の阿闍梨(あざり)から、蕨や土筆(つくし)などが贈られてきました。
二月の上旬、中君は匂宮(におうのみや)の二条院へ迎えられ、行先の不安を感じつつも、幸福な日々が続きます。
夕霧左大臣は、娘の六君(ろくのきみ)を匂宮にと思っていましたが失望し、薫君(かおるのきみ)にと、内意を伝えました。
しかし大君の面影を追う薫君は、おだやかに辞退します。
花の頃、宇治を思いやる薫君は、二条院に中君を訪ねては、ねんごろに語るので、匂宮は二人の仲を疑い始めるのです。
『現地案内を参照』
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