天王社刀剣の森
岡山県瀬戸内市長船
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岡山県の太平記史跡
備前長船刀剣博物館を北へ少し、ここは靱負神社(ゆきえ)だね。
この森の松は足利尊氏ゆかりの松で、元弘元年(1331)新田義貞に敗れ九州に落ちる途中、この地で再起を祈願しました。
尊氏が後に願いが叶った御礼に、九州日向から持ち帰り、寄進した松の子孫とされ、昔から日向松と呼ばれています。
森の西側は、旧山陽道(現国道2号線)に接し、吉井川の水運と相まって、交通の便に恵まれ、往時は刀の産地「備前長船」として栄えました。
その模様は「鍛冶屋千軒打つ槌の音に西の大名が駕籠(かご)とめる」と謳(うた)われたほどで、多くの名刀を産出しました。
現在は古跡としてのみ森として地域の人々に親しまれているだけでなく、国道を行き交う現在の旅人達の疲れた目を癒してくれているのです。
『現地案内を参照』
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