平安宮 宴の松原跡
京都府京都市上京区7番町
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  呼称から宴の場として用いられたことが考えられるが、その事実を示す記録はありません。

天皇の代替わりに当たって内裏を建て替えるための予備の空間とも云われています。

しかし、天長6年(829)、宴の松原南東部に密教の加持祈祷を行う真言院が設けられたものの、平安時代を通じて大規模な施設が造営されることはありませんでした。
  
  「大鏡」や「今昔物語集」などには、仁和3年(887)8月に松の樹下で女性が鬼に殺害されたという話があります。

また若き日の藤原道隆(953-995)が、弟・道長と夜に競った肝試しで、右衛門陣から豊楽院へ行く途中、宴の松原あたりで聞こえてくる声に怯えて一目散に逃げ帰ったなどの話が収められているそうです。

『現地案内を参照』
  
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