夜泣きの白拍子さん
兵庫県小野市池尻町
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神戸電鉄粟生線「市場駅」から北東側の集落へ入ると、田畑の中には、夜泣きの白拍子さんの碑がありました。

 
  こんな場所にあったんだ、草もきれいにしているよ。

源平合戦の頃、一人の白拍子が恋する侍を訪ねて池尻にやって来るのです。

長い旅のため、疲れきって病に倒れてしまうんだ。

白拍子は恋人に会えぬ悲しみに夜も昼も泣き続け、とうとう命果ててしまうのです。
  
  あわれに思った村人たちは、この大木の下にその亡骸を葬り、祠を祀ったと云われています。

息をひきとる時、「わたしは泣きあかしてこの世を去りますが、親切にしていただいたお礼に、夜泣きで苦しむ子どもたちを治してあげます」

以来、夜泣きぐせのある子どもを連れてお参りすると、ぴたりと治ってしまうそうです。

『参考文献を参照』
    
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