平安京 朱雀門跡
京都府京都市中京区西ノ京小堀町
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  朱雀門は、平安宮(大内裏)の南西大垣中央に設けられた宮城門で、朱雀大路に面する平安宮の正門であり、南は平安京の朱雀大路南端にあった羅生門、北は宮城内の応天門や大極殿と一直線に並んでいます。

朱雀門の前面は広く儀礼の場となっており、毎年恒例の6月と12月の大祓(おおはらえ)とともに、斎内親王(斎宮)の伊勢群行や大嘗祭(だいじょうさい)などに伴う臨時の大祓などが朱雀門前で行われていました。
  
  寛弘4年(1007)の藤原道長の金峯山参詣の折にも、土御門第から朱雀門大路に出て、祓(身を清める神事)を行い、羅城門(跡)から平安京を出立しています。

承和2年(839)9月には回転式の新型大弩(だいど:固定式の大弓)の試し打ちを、朱雀門前から朱雀大路にむけて発射しており、朱雀門前の広さを物語っています。

朱雀門も承元2年(1208)に火災に遭い、翌年再建されましたが、構造的欠陥から建暦元年(1211)に自然倒壊し、二度と再建されることはありませんでした。

『現地案内を参照』
  
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