絵 島

兵庫県淡路市岩屋
兵庫県の源平史跡4
 
明石海峡大橋で淡路へ渡り、淡路SAから東側海岸沿いの28号線へ出ると、岩屋漁港には絵島がありました。

「国生み神話」に登場する「おのころ島」伝承地のひとつと云われています。

ライトアップの夜には、違った美しさが映るんだよね。

「平家物語」の「月見」の巻に『福原の新都に移った人々が、須磨から明石海峡を渡り、絵島の月を愛でながら歌会を催した』と記述があります。

古来より多くの歌人を魅了してきた美しい砂岩の小島です。

また平清盛が大輪田の泊を修築した際、人柱にされようとした人たちを助け、自らが人柱になった松王丸を祀っています。

   
元千鳥なく 絵島の浦に すむ月を 波にうつして 見るこよいかな
西行(山家集)

千鳥の鳴いている絵島の浦の澄んだ月を、波に映して見ている。 今夜の絵島は何と美しことであろうか。
 
西行は、鳥羽上皇の武士で二十三歳で出家。 山部赤人以来の自然歌人として宗祇・芭蕉からも範とされていました。

『現地説明を参照』

Home  兵庫県の源平史跡4