善光寺(平業盛の塚)

兵庫県神戸市兵庫区会下町2-18-13
兵庫県の源平史跡1
 
JR兵庫駅を北へ、大開通5丁目を過ぎ、上沢通5丁目を超えて、会下山公園の東から上ります。

上り着くと善光寺、ここには清盛の弟教盛の末子である業盛(なりもり)の塚がありました。

義経の奇襲により、平家の軍勢は海に向かって敗走します。

当時17歳の少年業盛は馬に乗り、唯一人行先を案じつつ、渚に佇んでいました。

その時、源氏方泥屋四郎と弟五郎が追撃、四郎と馬上に引組んで地に落ち、激しくつかみ合い、重なったまま古い井戸に落ちたのです。

五郎は兄を救おうとしたが、業盛はこれを防ぎつつ四郎と組合います。

    
業盛は少年とはいえ、力は大人も及ばないくらいで、五郎を振り放そうと首を振ったはずみに、甲の緒が引き裂かれ、五郎は業盛の甲を持ったまま振り飛ばされました。

しかし、五郎はこれにひるまず、直ちに立ちあがり、ついに業盛の首を打ち取るのです。

それにしても、道が狭いよ、大変大変。

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