圓教寺(えんぎょうじ)

兵庫県姫路市書写2968
兵庫のお寺めぐり
   

圓教寺(えんぎょうじ)は、書写山にある天台宗の別格本山で西国三十三所の27番です。

平安時代の康保3年(966)、天台宗の僧・性空の創建と云われています。

神話の素盞嗚命(すさのお)が、山頂に降り立ち一宿し、(すさ)から(しょしゃ)と称されたと云われています。

書写(しょしゃ)は慣れないと言いにくいよね。

書写山は標高371m、麓からはロープウェイがあるが、ここは足だめし、歩いて上る。

やっとロープウェイの山上駅、しかしここからかなり歩く。

仁王門を超え、赤松満祐の娘を祀る十妙院を通り、湯屋橋を渡る、やっと着いた「摩尼殿(まにでん)」、うどんか何か食べたくなる。

見上げるとくらっとする、上から下を見ると本当にくらくらする。

かなり広い、ここには大講堂、食堂、常行堂があります。

映画トムクルーズや渡辺謙が出演した「ラストサムライ」、NHK大河ドラマ「武蔵」「軍師官兵衛」などロケ地にもなっているよ。

ベンチに座って、しばらく眺めてみる、やはり広い、大きい。

食堂(じきどう)

承安4年(1174)、後白河法皇の勅願で創建されました。

僧たちが勉強したり、寝食をした寮のことです。

別名「長堂」と呼ばれ、長さ45mもあり、腰縁をめぐらすなど仏堂として珍しい構造だそうです。

二階には沢山仏像が並んでいるよ、見てね。

姫路城主・本多家の墓所で、本多忠勝、忠政、政明、政長、忠国のお墓です。

この内、忠政、政明、忠国が姫路城主、忠勝は平八郎と称して家康に仕えた徳川四天王の一人です。

政長は大和郡山城主で、堂のない2基の五輪塔は、忠政の子・忠刻(ただとき)と孫・幸千代の墓、忠刻は大坂城落城後に千姫と結婚し、姫路で暮らした人です。

そして宮本武蔵の養子・宮本三木之助のお墓もあります。

護法石

この石の上に乙天、若天のふたりの童子がこの石に降り立ち、寺門を守ったという伝説が残っています。

また別名「弁慶のお手玉石」と呼ばれています。

弁慶の行くところ、石ありだよね。

ロープウェイの駅近く、和泉式部(いずみしきぶ)の日記説明が沢山ある、前から気になっていた。

平安時代中期の歌人(和歌)、晩年、娘の小式部内侍を失い、播磨国書写山圓教寺の性空上人を訪ねます。

性空上人へ歌を詠み、性空上人から袈裟をもらったと云われています。

『現地案内&Wikipediaを参照』

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