新選組まぼろしの屯所跡

京都府京都市下京区南不動堂町

京都府の幕末史跡3
  
慶応3年(1867)、新選組が徳川慶喜の直属の軍隊となり、あわせての新屋敷を構えて屯所にしたのが、このあたりと云われています。

弘仁14年(823)、弘法大師空海が嵯峨天皇の帰依をうけて東寺を賜り、その鬼門(東北)にあたる地を選んで、法城守護のため一体の不動尊を祀りました。
   

大師はこの霊験あらたかなる霊石不動が穢れた凡夫の目に触れないように、石棺に納め、さらに地中の井戸ふかくに安置をしたのです。

弘法大師の一刀三礼と伝える霊石不動明王は現在も井戸の底に封じられて、古今誰ひとり直々に拝したことがないと云われています。

提灯の「まぼろしの屯所」と「誠」、一瞬幕末へと引き留める雰囲気だよね。

『現地案内を参照』