つるのはし跡

大阪府大阪市生野区桃谷3-17

大阪府の古代史跡
 
「つるのはし」は、日本最古の橋として名高い「猪甘津の橋(いかいつ)」の古跡と云われています。

日本書紀の仁徳天皇14年の条に、「冬11月、猪甘の津に橋わたす。すなわちその処を号け(なづけ)て、小橋という」と記されていて、これが我が国での架橋の記録として最も古いものです。
  

少し北の辺り、「小橋の江」と呼ばれた入江は、そこに百済川(のちの平野川)が注いでいたと考えられています。

河口付近は船が盛んに出入りし「猪甘の津」として栄え、上町台地にある高津の宮からの官道が通じ、奈良・大和方面に行くための橋がかけられたとの記録の意味するところになっています。

現地案内を参照』