大汝命（おおなむぢのみこと）、火明命（ほあかりのみこと）の父子がいました。 火明命はあまりに手をやくので、船を八丈岩山につけ、子供を捨てて父は船を出しました。
火明命は怒って風を起こし船を難破させた時、荷物が落ちたところが丘になるのです。
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この時、波が起こったところが「波丘」。 ここは名古山、仏舎利塔があるところだよ。 ここから八丈岩山はよく見えるね。 |
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船が壊れたところは「船丘」。 そして荷物が海に散らばっていくんだ。 姫路城の少し西、今では景福寺山や嵐山と呼ばれている。 |
| 琴が落ちたところは「琴神丘」（薬師山） |
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箱が落ちたところは「箱丘」。 ここは男山、姫路城の裏手北西にある、千姫の小径から見てるよ。 麓には姫路文学館、山頂は男山八幡宮、配水公園になっている。 噂では、ここからの姫路城は抜群らしい。 |
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匣（くしげ）・櫛箱（くしばこ）が落ちたところが匣丘 （鬢櫛山びんぐし） |
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箕（みの）が落ちたところが水尾山 （秩父山） でも、東の新在家のところにも秩父山があるねよ。 |
| 甕(みか)が落ちたところを甕丘 （神子岡山） |
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稲が落ちたところが稲牟礼の丘 （稲岡山） 稲岡山にある稲岡神社です。 |
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冑(かぶと)が落ちたところが冑丘 （甲山） 石段がけっこうしんどい、山頂には冑山神社があるよ。 |
