苫道国主社 (とまみちくにぬしじんじゃ)
兵庫県姫路市苫編
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主神の苫道国主大神は、古来より苫編の産土神と云われています。
苫(とま)は、菅(すげ)や茅(ちがや)などの草を編んで、薦(こも)のように造ったもので、雨露を防ぐために小屋の屋根にふいたり、船の上部を覆ったりするのに使います。
苫編の名称は8世紀の「播磨風土記」では「讃容郡中川の里」(三日月町)に苫編首という氏族の祖先・大仲子がいました。
神功皇后が淡路の石屋に泊まった際に風雨が起こると、大仲子は草を編んだ苫屋を造ったと云われています。
室町時代の記録には文明19年(1487)、赤松・山名両軍の苫編山合戦が記録されています。
昔、この地の野辺や山辺には苫葦屋根の苫屋が点在し、南の沖辺には苫船が浮かび、この地には苫を編む鎮守の神として祀られていました。
東方には通称「神様石」という大きな石が鎮座しています。
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