神のがまんくらべ
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神河町は、「埴岡の里(はにおか)」といわれていました。 その由来に大汝命(おおなむちのみこと)と小比古尼命(すくなひこねのみこと)のがまんくらべの物語がありました。

 
  二人の神が市川沿いに歩いていると、大汝命が便意をもよおします。

大汝命は「がまんくらべをしないか」と小比古尼命に持ちかけました。

大汝命は便意をがまんし、小比古尼命は桶に埴(赤土)を詰め、重いのをがまんして二人は歩きました。
  
  数日たって、大汝命ががまんできなく、その場にしゃがんで糞をします。

下に笹があって、落ちてきた糞をはじき上げたので、そこは波自賀(はじか)と呼ばれるようになりました。
  
  小比古尼命もがまんできなくなり、桶の埴(赤土)を放り投げます。

土が岡のようになったので、「埴岡の里(はにおか)」と呼ばれるよになるのです。

ここは日吉神社、右側に土がむき出して壁になっているところがあるよ。
  
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